作家ピーター・メイルのプロヴァンスを散策

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作家ピーター・メイルのプロヴァンスを散策

リュベロン地方はイギリス人作家ピーター・メイルの世界的ベストセラー「南仏プロヴァンスの12か月」の中核をなす要素のひとつです。著者はこの自伝の中で、ミディ地域圏の太陽降りそそぐ景色を生き生きと描いています。

作家ピーター・メイルのプロヴァンスを散策

マルセイユを出発して太陽とラベンダー畑へ

1980年終盤、ピーター・メイルは夫人とともにロンドンを離れ、リュベロン地方のメネルブ近郊にプロヴァンスながらの古い農家を買い取ります。そこは
マルセイユ(Marseille) から車で1時間以内の村です。作家が自らのフランスでの新生活を、そのユーモラスな文体で語った著作 南仏プロヴァンスの12か月は6百万部以上の売れ行きを記録し、約40カ国語に翻訳されました。この著作は国際的な熱狂を呼び、何千というイギリス人だけでなく、日本人やオーストラリア人もがフランス南部を駆け巡ることになりました。今度はあなたもリュベロンの地に滞在し、イギリス人作家の中で最もプロヴァンス的な彼の描いた光景を訪れてみましょう。あなたもすぐに、色とりどりの景色をもつこの地方に魅せられることでしょう。

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作家ピーター・メイルのプロヴァンスを散策

リュベロン地方にある地中海産品のベスト

ここはピーター・メイルの著作に描かれた人間の温か味を髣髴とさせる場所です。ガストロノミーに対するフランス人の尽きない情熱、そしてパーゴラの影で長々と楽しむ昼食。小さな安らぎの場であるクストレの市場で、太陽の恵みを受けた果実や野菜をふんだんに買い込みましょう。ボニューの協同組合経営のワイナリーでは、多数のシャンパンにも負けないロゼのスパークリングワインを一杯、お試しください。

驚くような風味のアンスイ・アイスクリーム各種、バノンの山羊のチーズ、ガルガスの砂糖漬けフルーツなど、眼を見張るばかりのバラエティに富んだ特産物の数々。アンスイでは例えばアール・グラシエ(Art Glacier)でフロスティスイーツをお試しください。松の丘の頂上にある素敵なテラスで、美味しいシャーベットはいかがでしょう。バラエティにはバーベナ、ラベンダー、それからオリーブオイルまで揃えています。

試食の後はラ・トゥール・デグの城の影で行うペタンク(ピーター・メイルがフランス・ミディ地域圏の伝統スポーツと描写した)が定番のアクティビティです。この城はルネッサンス期の本物の傑作であり、その建築様式はルーブルを始めとする第一級の城の数々からインスピレーションを受けたものです。

ボニューのワイナリー(La Cave de Bonnieux)
Quartier de la Gare
84480 Bonnieux
+33 (0) 4 90 75 80 03
www.cave-bonnieux.com/

アール・グラシエ(L'Art glacier)
Les Hautes Terre
84240 Ansouis
+33 (0) 4 90 77 75 72
www.artglacier.com/

ラ・トゥール・デグ城(Château de la Tour d'Aigues)
Place Jean Jaurès
84240 La Tour d'Aigues
+33 (0) 4 90 07 50 29

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作家ピーター・メイルのプロヴァンスを散策

文化遺産と職人たちとの出会い

陽光に恵まれたこの風景はまた、豊かな建築と手工業の遺産も擁しています。ラコストには熾烈な人生を送ったマルキ・ド・サドの城があり、そこでは現在の持ち主であるピエール・カルダンの個人コレクションの調度品を展示しています。メネルブに着くと、村を見下ろす城塞まで上ってみましょう。ピーター・メイルが逃げ場としていたのがこの場所です。多数の石造りの建物が訪れる者を魅了します。メゾン・ド・ラ・トリュフ・エ・デュ・ヴァン・デュ・リュベロン(Maison de la truffe et du vin)でたっぷりのお食事はいかがでしょう。周囲に広がる丘のパノラマを前に、フランス式の見事な庭園を眺めていると、南仏の暮らしぶりを描いたあの南仏プロヴァンスの12か月 をきっと読み返したい気分になることでしょう。そこからまた、ブドウ畑とオリーブやアーモンドの木々の中に隠れたように佇むルールマランの村まで進みます。この村をスポットライトに当てたのはもう一人の著名な作家、アルベール・カミュです。このノーベル文学賞受賞作家は晩年をここで過ごし、死後は村の墓地に埋葬されました。

プロヴァンスにご滞在中は、ぜひいくつかの工房も見学してみましょう。工芸職人がそのノウハウを披露してくれます。リュミエールでは、18世紀に替え馬の宿駅となっていたランジュ城の近くで、エディット・メザールが刺繍作品や繊細なリネン類を作成
して
います。もう少し先のガルガスの方では、レジ・マティユが壮麗なアンティークのシャンデリアの修復作業に勤しんでいます。昔のオークル工場に演出した、氏の照明器具200点のコレクションをご覧ください。プロヴァンス風の 至宝そのものです

メゾン・ド・ラ・トリュフ・エ・デュ・ヴァン・デュ・リュベロン(Maison de la Truffe et du Vin du Luberon)
Place de l'horloge
84560 Ménerbes
+33 (0)4 90 72 38 37
www.vin-truffe-luberon.com

エディット・メザール(Édith Mézard)
– ブロドゥリ・プロヴァンサル(Broderies provençales)
Route des Alpes, à l'entrée du village de Lumières
84051 Goult
+33 (0)4 90 72 36 41
www.edithmezard.fr/

マティユ・リュストリ(Mathieu Lustrerie)
Chemin les Vieux Sauvans
84400 Gargas
+33 (0)4 90 74 92 40
www.mathieulustrerie.com/