ルーヴルでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別回顧展

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ルーヴルでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別回顧展

パリのルーヴル美術館ではルネッサンスの巨匠の没後500年を記念して、天才ダ・ヴィンチの回顧展でその代表的な絵画、デッサン、クロッキーをご披露します。

ルーヴルでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別回顧展

パリ、秋の文化イベント

世界最大の美術館で2019年10月24日~2020年2月24日まで、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品全体の回顧展を行います。世界中に散りばめられた、120点を超える作品を初めて集結した大イベント。

暖かな好天が続く秋のパリを満喫するには、画家、エンジニア、科学者、舞台演出家など、多方面の才能で著名なトスカーナ生まれの巨匠の没後500年を祝いましょう。ルネッサンスを代表する偉大な立役者、レオナルド・ダ・ヴィンチは、15世紀にフィレンツェで生まれ、その後ヨーロッパ中に拡散していった芸術と科学の新生期を、単独で具現化しています。

パリで今年の芸術的大イベントとなるルーヴルの展示会は、多数の訪問者を予定しています。美術館のクール・カレ(方形中庭)にお越しになる前に、見学の日付と時間帯をオンラインでご予約いただくことをお勧めします。展示会をゆったりと鑑賞するには、自由または無料で入館できる方を含めて、すべての訪問者が登録(ページ下方にリンク)を義務付けられています。複数の言語によるオーディオガイドが予約可能です。金曜日はイベントを21時45分まで延長。ナイトセッションは、人混みを逃れて巨匠の才能を堪能するチャンスです。

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ルーヴルでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別回顧展

巨匠の作品120点以上を展示

ルーヴルでは当時最も多くの作品を残したアーティストを称えるため、回顧展を大規模イベントとして企画しました。複数のチームが10年間、美術館所蔵の絵画の科学的検証を再び行い、うち3点を修復し、天才の経歴を調整するためアーカイブの全文書を再調査するなど、休みなく作業を行いました。

こうした綿密な準備により、どんな期待も超える結果が生まれました。ルーヴルの類いまれな所蔵品の絵画やデッサンと、イタリアから来た無二の作品とが初めて一堂に会し、観る者に感動を与えます。鑑定されたおよそ15点の絵画のうち、パリへの輸送ができなかったのは、破損の危険のある「東方三博士の礼拝」だけでした。

ルーヴルは通常、フィレンツェ出身の画家ダ・ヴィンチの作品全体の3分の1を所蔵しており、それは主要絵画5点とデッサン22点以上を数えます。レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年の3年間を、フランソワ1世の招きでトゥーレーヌ地方で過ごしたことを考えると、驚くべきことでもありません。いかがでしょう?ショーが始まる頃です。

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ルーヴルでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別回顧展

レオナルド・ダ・ヴィンチに関するインタラクティブ体験

明暗の効果をパーフェクトに演出した室内で、美術館所蔵の主要絵画5点を順番にご覧いただきます:岩窟の聖母(La Vierge aux rochers)、ミラノの貴婦人の肖像(La Belle Ferronnière)、モナ・リザ(La Joconde)、聖アンナと聖母子(La Vierge, l'Enfant Jésus et Sainte Anne)、そして洗礼者聖ヨハネ(Saint Jean Baptiste)。これらの人物がどれだけの安らぎと誠実さをもって描かれているかは見ものです。モナ・リザのそばに行き、その肌の驚くほどのリアリズムをご見学ください。アーティストは絵の具を何層も重ねることにより、モデルを完璧に復元しました。こうして生まれた技法「スフマート」は、絵画の歴史に転換点をもたらしました。

通常この象徴的作品の周囲には大勢の人が詰めかけ、細部を見ることもままなりませんが、今回はかつてなかったような鑑賞の機会となるでしょう。仮想現実体験「En tête à tête avec la Joconde(モナ・リザと向き合って)」 では、この作品の深淵部を訪れることができます。ヘッドホンを着用して、この作品を保護するガラスの向こうへ、バーチャル旅行をしましょう。この絵画のごく近くで詳細を観察すると、モナ・リザの精巧さがより良く見えてきます。

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ルーヴルでレオナルド・ダ・ヴィンチの特別回顧展

マルチタレントの軌跡を伝って

この上なく貴重な作品群の光あふれるスタイルに通じるのは、展示されたデッサンやクロッキーの精密さです。どの分野にも着手していたこの人物の、マルチタレントぶりを賞賛しましょう。1,000枚を超える大型の紙葉にデッサンと注釈を載せた手稿集「アトランティコ手稿」を通して、アーティスト兼科学者の彼は水力機械、兵士用の移動式の橋、さらにはかの有名な戦車など、多様な研究を披露しています。フィレンツェ出身の天才はあらゆる分野に関心をもっていたのです!彼が巨大な馬の像に着手していたことが、あるイラストから明らかになっています。他にも人体図の研究や、フランス王の祝宴のお膳立てに関する資料があります。

これらすべての分野が互いに連結したところに、この偉大な人物の創造性の秘密があるのでしょう。手稿の一部から、ダ・ヴィンチが注釈や図案を書き留める際、左右を反転させた鏡文字を使っていたことがわかります。まさに驚きものです!

この情熱をそそる回顧展の最後に、ひとつのメッセージが自明の理のように現れます:偉大なアーティストは、科学や技術に対するその多大な関心にもかかわらず、絵画を何よりも愛していました。

レオナルド・ダ・ヴィンチ展Exposition Léonard de Vinci
20191024日~2020224
ルーヴル美術館(Musée du Louvre)
Rue de Rivoli
75001 Paris
France
電話:+33(0)1 40 20 50 50
www.louvre.fr/en/expositions/leonardo-da-vinci