慶沢園で日本庭園の中の中国の魂に触れる
庭園
この池泉回遊式庭園では、どのように中国文化が、「植治」こと小川治兵衛が手掛けた近代日本庭園の起源となったかを理解することができるでしょう。
欧州の人々の間では認知度が低い慶沢園は、大阪南部天王寺公園の中心にあります。19世紀末に10年という年月をかけて造園されたこの庭園の設計・施工者は、近代日本庭園の父とも言われる「植治」こと小川治兵衛です。新たに台頭した富裕層の庭園として、ここではゲストをもてなしたり、茶会が開催され、社交の場として使用されました。これらの教養人たちは、抹茶の代わりに中国からもたらされた 煎茶を使用していました。
庭園と茶室もまた、この香り豊かな飲み物の準備に適した形やモチーフに合わせるために改築されました。このようにして、美と典型的な中国の自然に対するビジョンを調和させるために、日本人たちは「日本風」の建築と庭園を造ったのです。京都工芸繊維大学 矢ヶ崎善太郎准教授の論文がそれを裏付けています。
慶沢園
天王寺公園
〒543-0063 大阪府
大阪市天王寺区
茶臼山町1-108
+81 (0)6 6771 8401